前回、『ウェルビーイング』という言葉を辞書で調べてみましたが、
どんな意味だったか、みなさん覚えていますか？

ウェルビーくん、素晴らしい！

そう、『ウェルビーイング』は、

well‐being（ウェル・ビーイング）

・幸福（な状態）

・健康（な状態）

と訳されます。

ちなみに、前回は『健康』について考えましたね。
じゃあ、
『幸福』は、具体的にどんな意味だか分かりますか？

たしかに、日本語ではそういうイメージもありますね。

『幸福』は、日常でもよく聞く言葉だと思いますが、
「何となくは分かるけど、ざっくりとしか説明できない。」 という人も少なくないと思います。

そこで、今回は『幸福』について、少し掘り下げてみたいと思います。

ですね。

辞書で「幸福」を検索すると、

幸福

・満ち足りていること。不平や不満がなく、たのしいこと。また、そのさま。しあわせ。「幸福を祈る」「幸福な人生」「幸福に暮らす」

となっています。

では、続いて「幸せ」についても調べてみると、

幸せ

１. 運がよいこと。また、そのさま。幸福。幸運。「思わぬ幸せが舞い込む」

２. その人にとって望ましいこと。不満がないこと。また、そのさま。幸福。幸い。「幸せな家庭」「末永くお幸せにお暮らしください」

３. めぐり合わせ。運命。「―が悪い」
「道がわかんねえで困ってると、―よく水車番に会ったから」〈有島・生れ出づる悩み〉

４. 運がよくなること。うまい具合にいくこと。
「―したとの便りもなく」〈浄・博多小女郎〉

５. 物事のやり方。また、事の次第。
「その科 (とが) のがれず、終 (つひ) には捕へられて此の―」〈浮・一代男・四〉

となっています。

整理するので、ちょっと待ってくださいね。

• ・「満ち足りている」
• ・「不満がない」
• ・「たのしい」
• ・「望ましい」
• ・「運がいい」

などのキーワードが出てきましたね。
どうやら、このあたりが「幸福の条件」になってきそうですね。

イイデスネー！

冒頭にも書いたとおり、
『ウェルビーイング』の実現のためには、
『健康』と『幸福』が前提条件となってきます。

つまり、
『体と心の健康』を維持した上で、
上記のような

• ・「満ち足りている」
• ・「不満がない」
• ・「たのしい」
• ・「望ましい」
• ・「運がいい」

と感じられる状態をつくる。

それによって、
『幸福』を実感できる生活を送った時に、
『ウェルビーイング』は実現すると言えるでしょう。

それでは、さらに掘り下げてみて、

• ・「満ち足りている」
• ・「不満がない」
• ・「たのしい」
• ・「望ましい」
• ・「運がいい」

というのはどのような状態でしょうか？
またちょっと、辞書で調べてみましょう。

満（ち）足りる

不足がなく十分である。十分に満足する。「―・りた生活」

不満（で検索）

もの足りなく、満足しないこと。また、そのさまやそう思う気持ち。不満足。「不満を口にする」「不満な点が残る」「欲求不満」

たのしい

１. 満ち足りていて、愉快な気持ちである。「毎日を―・く過ごす」「テンポのよい―・い曲」「―・いピクニック」

２. 富裕である。金持ちである。「堀川相国は、美男の―・しき人にて」〈徒然・九九〉

３. 作物の出来が豊かである。「この年頃は、いとこそ―・しけれ」〈大鏡・道長上〉

望ましい

そうあってほしい。願わしい。「全員参加が―・い」

運（で検索）

１. 人の身の上にめぐりくる幸・不幸を支配する、人間の意志を超越したはたらき。天命。運命。「運が悪い」

２. よいめぐりあわせ。幸運。「運が向いてくる」「運がない」

となっています。

ここで、

• ・「十分に満足する」
• ・「愉快」
• ・「富裕」
• ・「豊作」
• ・「そうあってほしい」
• ・「よいめぐりあわせ」

などのキーワードが出てきました。
このあたりが、『幸福』の大切な要素になってきそうですね。

ウェルビーくん、変な想像はやめましょうね。

これをさらに、私なりにまとめてみると、
「『幸福』な状態」というのは、このようになります。

『幸福』な状態

・毎日が愉快で楽しく

・お金や時間に余裕があり

・「自分はこんな人になりたい」「こういう暮らしがしたい」「こんな人生を歩みたい」という状態を実現できていて

・「自分は運がいい」と感じられていて

・いまの生活に「十分に満足している」

のような感じかと思われます。

このような状態の時、人は「自分は幸せだな〜！」と、実感できるのではないでしょうか。

ウェルビーくんは魚があれば満足だから、
もう幸せな人生を実現してますね〜。

確かにこの状態が全部実現できたら、幸せだろうな〜と、
想像しただけでニヤニヤしてきますね〜！

もしこの状態が手に入るなら、少々しんどいことでもやります！
という人も少なくないかもしれませんね。

ちなみに私も、長渕剛とルパン三世のモノマネなら得意です。

ごめんなさい、４本目の記事で場を凍りつかせるわけには…。

話を戻しますが、
『幸福な状態』は多くの人にとって、
おもわずニヤニヤしてしまうほど、大きな価値を感じるものだと思います。

なぜなら、ほとんどの人にとっての「人生の目標」は、
この『幸せな状態』がずっと続くこと、つまり
『ウェルビーイングの実現』と密接に関係していると思うからです。

ちなみにここで１つ大切なことを言います。

先ほどの『幸福の条件』の中に、

• ・毎日が愉快で楽しく
• ・いまの生活に「十分に満足している」

とありましたが、

• ・何を愉快と思うのか
• ・どうなれば十分満足するのか

は、当然ながら人それぞれです。
だから、「これをすれば絶対に幸福になる！」
という絶対の方程式があるわけではありません。

そのとおりですね。

ただし、そうであったとしても、
ベースになる『幸福の条件』には、
ある程度の共通点はあると私は思っています。

『幸福の条件』の裏を返せば、

• ・毎日がまったく楽しくなく
• ・お金や時間に余裕がなく
• ・「自分はこんな人になりたい」「こういう暮らしがしたい」「こんな人生を歩みたい」という状態とは、ほど遠い人生を送っていて
• ・「自分は運が悪い」と常に感じていて
• ・いまの生活に「まったく満足できていない」

このような状態で「幸せ」を感じることは、おそらく不可能だからです。

帰れる場所があるっていうのも幸せですよね。

何を幸せだと感じるかは人それぞれですが、

まずは自分が「幸せなだなぁ」と感じられる状態に、少しでも自分を近づけていくこと。

当たり前のようですが、これが
「幸せに生きて『ウェルビーイング』を実現する」
ための、第一歩と言えるのではないでしょうか。

ウェルビーくんに、そんな夢があったとは…。

それでは今回のまとめです。

『幸福』は「ウェルビーイングの実現」に不可欠な要素です。

幸福感を感じて生きることが簡単ではない人もいるかもしれないですが、
少しずつでも、そこに近づくことを目指してもらえたらなと思います。

みなさんが『ウェルビーイング』な毎日を送られることを、 心から応援しています。
今日もご清聴、ありがとうございました！