傷つく恋愛から抜け出すことができました。

Cさん 女性 40代 OL
傷つく恋愛から抜け出すことができました。
カウンセリング期間:約6ヶ月
※実際の事例を参考としていますが、個人情報保護の観点に基づき、フィクションで構成させていただいております。
私は彼氏との恋愛に悩んでいました。
付き合っていた彼氏が、つき合い始めた後に、実はわたし以外にもうひとり彼女がいると分かりました。
むしろ本命の彼女はその子で、わたしには普段はそっけないけど、彼女とうまく行かない時だけ連絡してくるような関係性でした。
自分でも「都合のいい女」扱いされているのは分かっていましたが、
別れたいと思うけど、そうすると彼の良い部分が思い出されてしまって別れられませんでした。
それでもまた彼と会った時には雑な扱いを受けてしまって傷つく、というような状態が数ヶ月続いていました。
自分なりに恋愛心理の本なども読んで勉強して、自分が恋愛に依存しているのかな?と思いましたが、
その依存がどこから来ているのか、自分ではよく分かりませんでした。
それでも、今のままの関係を続けるのは良くない、何とかしたいと思い、
その頃に知ったレンさんのカウンセリングを受けてみようと思いました。
カウンセリングを受けてから、だんだん自分の気持に気がつくようになりました。
それまでの私は自分の感情に気がつくのが苦手でした。
私は長女で、弟と妹がいます。
子どものころから「お姉ちゃんなんだから」と言われて育ちました。
幼いころから、弟たちが些細なことで父に怒鳴られる姿を見て、
「私がしっかりしなきゃ、甘えちゃ駄目だ」と思っていました。
幼稚園のころから、人にいい顔をしているような幼稚園児でした。
母にも甘えることができず、そのころから人に壁をつくってしまい、自分を出せなくなっていたような気がします。
あまり本音を言えないで育ったので、気がついたら自分の感情を抑えて、人に合わせるような生き方になってしまっていました。
思い返せば、過去の恋愛もいつも同じような感じでした。
好きになった人は、いつもだいたい他の誰かが好きで、二股をかけられたりよくしていました。
お金を貸してほしい、というようなこともよく言われていました。
なんでこんなダメンズをいつも好きになってしまうんだろう、と自分でも思っていました。
カウンセリングを進めていって、だんだん私は
「わたしがいないと駄目」という人が好きなんだな、と気がついてきました。
自分が必要とされることに喜びを感じていて、自分が面倒を見ているような付き合い方を、自分も求めていたんだなと感じました。
昔はスペックの高い人と付き合いそうになったこともありましたが、逆に自分が責められているように感じてしまい、しんどくなってしまって上手くいきませんでした。
子どものころからずっと「面倒見のいいお姉ちゃん」として生きてきたので、
そうでないといけないんだ、それが自分という人間の価値なんだ、と無意識的に思っていた気がします。
私はずっと「こうでないといけない」という意識が強かったので、
自分の気持ちに素直に行動する機会が少なかったのだと思います。
自分の感情にフタをして、本当の気持ちを見ないようにしていました。
そうやって何年も生きてきて、だんだん本当の自分の気持ちというのが分からなくなってしまっていました。
レンさんのカウンセリングの中で、「本当の自分の気持に気がつく」というワークをやっていただきました。
その中で、私がいま一番求めているのが「大きな声で泣きたい」という感情だと気がつきました。
あまり自覚していませんでしたが、本当は恋愛でとても傷ついていたんだなと感じました。
その日の夜は、実際に大声を出してひとりで泣きました。
そのころを境に、彼に対する執着が薄れていくのを感じました。
前よりも彼と話したいとは思わなくってきて、それよりも仕事や趣味のことを考える時間が増えてきました。
自分の中での、彼氏の優先順位が低くなってきたんだなと思いました。
もしかしたら、私はダメな彼を助けたくて執着していただけなのかも、と感じました。
はじめの頃の私は、自分の問題と彼の問題の切り分けができていなかったんだなと思うようになりました。
それで、レンさんに自分と彼を切り離して考える方法を教わり、実践してみました。
それが私にとってはかなり上手く行って、彼への執着がさらにだいぶ消えていきました。
その後も彼から連絡はあって、私もなかなか未練を断ち切れなくて何度か会ってお茶をしたりはしたんですが、
それ以上のことは誘われても断ることができるようになりました。
カウンセリングで、自分のことを客観的に見られるようになって、視野が広がったことが大きいと思います。
嫌なものは嫌だ、と自分の意見も言えるようになってきて、自分に我慢をしなくなっていきました。
そうやって何度か会っているうちに、だんだん彼のワガママな部分など、嫌なところに気がつくようになってきました。
それは、私にとってはかなり大きい変化でした。
以前はいつも相手の顔色をうかがって、相手の機嫌に一喜一憂していたのですが、
相手のことも客観的に見て、相手の悪い部分は悪い、と感じられるようになったのだと思います。
自分の心と、頭で考えていることが一致してきたように感じました。
私はレンさんのカウンセリングを受けて、「助かったな」という気持ちが強いです。
レンさんの印象は、すごく話を聞いてくれるカウンセラーさんだなと思いました。
自分の意見を押し付けてくるようなことがなく、まず共感してもらえる人だと感じました。
彼との関係も、世間的にはあまり良くない恋愛だったかもしれませんが、理解して寄り添ってくれたように思います。
自分がどうしたらいいか分からないような問題も、まずそれを整理してもらえました。
その上で、「ご自身では、どうしたいですか?」と問いかけてくれました。
それで、「こうしたい」と言ったら、「じゃあこんなワークがあるんですけど、やってみますか?」と提案してくれました。
たまに笑えるような話もできて、私にとってはとても話しやすいカウンセラーさんです。
今は、元彼とは連絡を断ちました。
自分の中での重大事項ではなくなって、完全に踏ん切りがついたと思います。
たまに日常生活で落ち込むような時もありますが、
落ち込んだ時の回復が、かなり早くなってきたと感じています。