人見知りでもいいんだ、これが私だから、と思えるようになりました。

Mさん 女性 40代 主婦・サービス業
人見知りでもいいんだ、これが私だから、と思えるようになりました。
カウンセリング期間:約4ヶ月
※実際の事例を参考としていますが、個人情報保護の観点に基づき、フィクションで構成させていただいております。
私は人見知りが激しくて、いまの職場でも2年ほど働いているんですが、2年たっても同僚と気軽に話せないくらい人づきあいが苦手でした。
また、仕事でも自分に自信が持てなくて、先輩に「普通にできてるから、もっと自信持っていいよ」と言われても、なかなか自分に自信が持てないまま仕事を続けているような状態でした。
昔から本当に自信がなくて、でもそんな自分を変えたくて、たくさん心理学系の本を読んだり、数万単位のお金を払っていろいろとセラピーを受けたりもしました。
それで少し良くなった部分もあったんですが、根本的な部分を変えるまでには至っていないな、という感覚もありました。
たぶん自分はずっとこういう感じで生きていくんだろう、と半分あきらめたような気持ちで毎日を過ごしていました。
そんな時にレンさんのカウンセリングの存在を知って、レンさんの話を聞くうちに、カウンセリングにもう一度興味を持つようになりました。
そうしてもう一回、自分に自信をつけられるかどうか試してみようと思い、レンさんのカウンセリングを受けてみようと考えました。
私はもともと人見知りで内向的な性格でしたが、20代のころに離婚を経験するなどプライベートで色々と大変なことがあって、一時期はご飯もまともに食べられず、家から出られないほど心を病んでしまっていました。
それでも周りの人たちに助けられて何とか心療内科に通い、薬をもらって最悪の状態からは抜け出すことができました。
ただ、薬を飲み続けていても、一定のレベル以上には状態が良くならないという時期がしばらく続いて、
「薬だけだとたぶん限界がある。自分の内面から変えていく必要があるんじゃないか。」と考えるようになって、それから自分なりに心理学の勉強をしたり、セラピーを受けるようになりました。
周りの人たちの支えもあって、しばらくして心療内科には通わなくても大丈夫なくらいまで回復はしたのですが、
それでも自分の心を安定させることは難しく、感情の浮き沈みの激しい毎日を過ごしていました。
心理学の本を読んで理屈では分かっても、実践が難しい。
実際に自分の気持をコントロールするにはどうしたらいいんだろう?とも感じていました。
そんな疑問を抱えながら、不安定な自分の気持となんとか付き合っていって、それから10年以上が経っていました。
そんな私に、レンさんはイメージトレーニングの手法を使って、自分の気持ちをコントロールする方法を教えてくれました。
落ちこんだ時などにその方法を繰り返し実践することで、それまでよりも気持ちの切り替えが早くできるようになって、だいぶ気持ちが軽くなりました。
そんなに難しい方法ではないのですが、それまで頭で考えて、なんとか自分をコントロールしよう、しよう、とし続けてきた私にとっては、目からウロコが落ちるような体験でした。
それ以外にも、いろいろな角度から、具体的なセルフコントロールの方法を教えてもらえたことが、私にはとても大きな学びになりました。
それと並行して、カウンセリングの中で、「私がどうして自信を持てないのか」をレンさんと一緒に考えていきました。
そうして分かってきたのが、おそらく私の育った環境に関係がある、ということでした。
私は親から、何をやっても否定されて育ちました。
父親は、家族をほったらかしにして夜な夜な飲み歩くような人で、たまにしか家に帰ってきませんでした。
母親は、私たちきょうだいを育てるために昼も夜も働いていて、
私は物心がついた頃からいつも、ずっと子どもだけで放置されて、家で留守番をして過ごすような生活をしていました。
父はたまに帰ってきても、機嫌が悪いと私たちに暴力をふるいました。
母はそれを見て見ぬ振りをして、助けてはくれませんでした。
逆に「あんたたちがいるから離婚できない」と言われました。
親がいない時は、子どもだけで過ごす夜が寂しくて怖くて、親が帰ってきたら、親の暴力・暴言に怯えて育ちました。
いつも親の顔色を伺っていました。
ずっと親の顔色を伺ってきたせいで、人と接することが怖くなってしまい、人に心を開けなくなりました。
学校でも友だちに馬鹿にされるのが怖くて、いつも「できない、できない」とやる前から言うような子どもでした。
そうやってカウンセリングの中で昔の話をしていくうちに、
今でも、本当は人と仲良くなりたいという気持ちが自分の中にあることに気がつきました。
それでも初対面の人にはとても警戒してしまい、仲良くなるまでにはすごく時間がかかります。
それはもともとの自分の性格もありますが、
育ってきた環境、特に両親との関係が大きく影響しているのだなとカウンセリングを通じて気がつきました。
私の中で、両親との関係性を乗り越えることは大きなテーマでした。
正直なところ、私は親をとても恨んでいました。
その時もレンさんは、セラピーの手法を使って、私が自分の中で両親を許すための手助けをしてくださいました。
それをすることで、自分の中で、両親に対してのわだかまりが薄らいでいくのを感じました。
レンさんのカウンセリングは一方的に押しつける感じがなく、
セラピーをする際も、どういう内容のものなのかを分かりやすく説明してくれます。
また、話し方も落ちついていて心地よく、安心感があって、
最後までしっかり話を聞いてくれるので、私も無理なく受け容れることができて、
毎回リラックスしてカウンセリングを受けることができました。
今も両親の連絡先は知っていますが、特に連絡は取っていません。
それでも、今は両親に対しての恨みの気持ちはやわらいだと感じています。
良い意味で、両親について深く考えることが無くなって、
自分と両親とを切り分けて考えられるようになったと思っています。
仕事でも、今も自信満々とは言えませんし、人見知りも大きくは変わってはいません。
ただ、そんな自分でもいいんだ、これが私だから、と考えられるようになって、だいぶ気持ちが楽になりました。
たまに気分が落ち込むこともありますが、そんな時の自分のことも認められるようになりました。
これからも、今のこのいい状態を維持していきたいなと思います。